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干し柿と息子~百島っこ育て

冬、我が家の2階のお部屋は、柿の部屋になります。

オーシャンビューの縁側には100個以上の柿たちが吊るされ、「わぁ~!ほしかき いっぱい~!たえたぁい!(干し柿いっぱい!食べたい!)」と息子が喜ぶ光景が見られます。

毎日天気と相談しながら柿のためだけに窓を全開にしたり、夜間や湿気が多い日は窓を閉めたり、美味しくなるようによく揉んで、さらにカビが生えていないかチェック、生えていたらアルコールをかけカビを取り除き...と、なかなか世話が焼ける子たちです。特に今年は12月に雨が多く、ちょこちょこカビが~!!(T_T)

でも、そんな柿のお世話も今日でおしまい。

あまりカッチカチになる前に保存するのが我が家流なのです。

さて、紐ごと切って台所に~と思って干し柿を収穫していると

「きーたーよ~♪」と、ルンルンで階段を登ってくる息子。

はい、来ちゃいましたね。

「ほしかき たえたい!」「たえるー!」「いっこ たえる!」

はい、やっぱりそうなりますよね。

とりあえず干し柿ひとつ食べててもらって、その間にひたすら紐を切り、干し竿を片付け掃除をする私。そして台所で干し柿の選別作業を始めたい!

が!!

またもや目の前に「ほしかき たえたい」人現る!(笑)

(↓この写真の時はプラレールに夢中だったのにな。あ、ぽん酢のチラシ作ってみました♡さりげなく...ないか笑)

干し柿は一日一個までと普段から教えているが、目の前の干し柿の山を見たらもういっこぐらい食べても良さそうな錯覚に陥るのだろうか...いつもは「また あした ほしかき たえよーね♪」とすんなり納得する息子も今日はそうはいかない。

「ハサミ ちょちちょちする!」と、一緒に選別作業を楽しみながらも、何度食べそうになり、何度阻止したことか(;´Д`)

でも結局私の干し柿をちょっとお裾分け。ちなみにこれが私にとってベストな状態の干し柿。まだ柔らかくてトロッとした食感と甘みが最高!

硬さや大きさ、カビの有無を見て「こっちは土曜市で売る柿で、こっちはお家でみんなで食べる柿ね!」と分けていると、「とえ(これ)、かたい!」「とと(ここ)、カビ!」と、息子もちゃんと選別できるようになってきて、関心関心~☆

柿が新幹線になってお盆の上を走ったり、途中で息子がおしっこ漏らして作業中断したり...そんなことは当たり前ですが、とにかく売り物にだけは手をつけないように見守りながら、なんとか選別終了!!

一人でさっさとやれたら楽だけど、息子と一緒だと2倍も3倍も時間がかかり、はぁ~終わらない~(*´Д`)と思ってしまうこともしばしば...母ちゃん心が狭いね(反省)。

でも、嬉しそうにハサミをチョキチョキして、一生懸命干し柿選別を手伝ってくれている(※つもり)の息子を見るとなんとも愛おしくなり、「いっしょにやってくれてありがとうね♡」と言ってしまうのです。彼なりに達成感があったのか、もうすぐで終わるという頃に、自分で「ほしかき おーしーまいっ!」と言って、スッキリした顔で去っていきました。私の「ありがとう」の言葉に対し、深々とおじぎを返して...笑。

私は子ども時代に干し柿を特別美味しいものと思ったことはなかったけど、息子は大好き。こうやって一緒に干し柿を作っている経験も少しは意味があるのかなぁ。、冬にはこれが当たり前の風景として息子の心に刻まれていくのかなぁ。そういえば、柿の皮をむいた日も、おもちゃの包丁で真似っこしてたな(本人はけっこう真剣な顔で...)。来年はさらにできることが増えて、そのうち我が家の干し柿作り担当になるのかな。

さて、選別した干し柿ですが、売るものと近々食べるもの以外は冷凍保存をします。だいたい100個くらい。冷凍庫パンパン問題!( ;∀;)

この冷凍干し柿を食べるのは夏。干し柿ってこんなに美味しいっけ!?と思うほど、本当に美味しいんです!食べ方は冷凍庫から出して、半解凍で食べるだけ。息子のおやつには、薄めの輪切りにして解凍した頃に食べさせていましたが、干し柿と思えない。美味しすぎて一日一個余裕で食べちゃうから、家族3人で、えーっと...けっこうすぐになくなるでしょ?(笑)

ということで、我が家では干し柿は夏のために作るようなもんなんですよ。

皆さんもぜひお試しあれ♡

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