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命を「いただきます」

随分前の話になりますが、我が家で飼っていた軍鶏を絞め、お肉を頂きました。

初めての経験。

生きている鶏が、スーパーで売られているような“鶏肉”になるまでの

過程を全て見て、体験する。

知っていたつもりだったけど、本当は知らなかったんだなぁ。

私たちが普段口にしているものがどんなものかを。

その命の重みや尊さを。

さすがにこの時ばかりは緊張の面持ちの西野くん。

こどもたちの目にはどんなふうに映ったのか。

二人とも静かに見守っていました。

首を落として血を抜いた後は、熱いお湯に入れて毛を抜いていきます。

内臓を取り、切り分けていきます。

生きている鶏が、食べられる状態の”鶏肉”になるまで・・・

あっさり書いてますが、なかなかの時間と気力と手間がかかり、

長~い道のりでした。

こうやって経験すると色々考えるものです。

スーパーで売られている「手羽先」や「手羽元」お得パック。

1つのトレーにたくさんのお肉。

一羽から二つしかとれないのに。

これはいったい何羽分??

なんでもあたりまえに手に入る今の時代。

綺麗な状態で店頭に並ぶお肉たち。

お肉に限らず全てのものが、いったいどうやって作られたのか、

その過程をちょっとだけ考えるようになります。

そして感謝をするようになります。

そこに命があることに気づかされます。

虫も動物も人間もみんな、誰かの命を頂いて生きている。

大事なことを教えてくれた軍鶏に心から感謝をして、

「ありがとう、いただきます。」

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