AREA IN FUSHIMICHO
以前とある取材で縁をいただいた方から頂戴した、福山にあるゲストハウス「AREA IN FUSHIMICHO」の招待券。期限は８月。(2018年12月にオープン）
暑くなる前に、平日一泊旅行できる日...今しかない！ということで前々日に予約。前日になんとなくの行先だけ決めて翌朝家族旅行に出発！直前に決めてるから当たり前だけど快晴！！
百島で生活していると無性に行きたくなる場所は温泉。そして最近やまなみ街道の良さを再認識したばかりの私たちは、奥出雲の温泉に行こう！と決めました...宿泊場所は福山駅前なのにね(笑)。
ということで6時便のフェリーで～途中でカフェでモーニングして～という夢は「お船の上でお弁当食べるの！」の息子の一言で消え失せ、前日にお弁当仕込み、鶏＆羊さんたちに明日の餌は我慢してくれと伝え、船の上で息子の願いを叶え(車中で弁当）、いざ出発～！！
それにしてもやまなみ街道、ほぼ無料って...しかも空いてる！山陰近いっ！！
目的地はあってないような旅なので、気になったところは寄る。そんな調子で午前10時、通りかかった巨大ローラー滑り台に興奮した私(※息子ではない)の意思で、引き返し、ここで息子の一日目のハイライトを迎える。
(写真では伝わりきらない長さ...滑り終えた後、再度スタート地点に行くのが大変なレベル)
島根まで来て公園...でも家族全員楽しめたので結果よし！
その後美味しい十割蕎麦をいただき、峡谷を歩き(息子ベビーカーで爆睡)、牧場で牛を見て、温泉に入り(息子、露天風呂に大満足♡)、お米を買って福山駅を目指す。
そして夕方、AREA INの駐車場に到着。お父さん、長距離運転ありがとう。車を置いてチェックインだけ済ませてご飯行こ～♪ここまで完璧！充実しすぎて楽しすぎてルンルン♪
が！！！！
車のドアを閉めた2秒後、「あ！しまった！」の旦那の言葉で気分はドン底に...泣。
どうやらやってしまったらしい。キー閉じ込みってやつを( ﾟДﾟ)
駐車場のおっちゃん曰く、鍵を開けてもらうのに1万円ぐらいかかるとか...え？今1万円って言いました！？しょえ～～～～！！！
島の生活では車に鍵をかけることはほぼゼロで、全てのドアを手動で施錠するタイプの古～い車で、だからロックした状態でドアをバンっと閉めるのが手っ取り早い。島の外に出たらこの方法でバンバンっとドアを閉めること多々あり。そして初めてのキー閉じ込み(+_+)ああ、なんてこった。まさかのここで１万円飛んでいくのか(T_T)無料招待券なんて素敵な物頂いて浮かれていたからか、福山泊まるのに島根まで遠出しちゃって遊びすぎたからか...これは現実だろうか...「ごはん食べに行こうよ～♪」と、道路をちょろちょろ歩いていく息子を引き止めつつ、鍵屋さんに電話する旦那と、「家に帰って合鍵取ってきたほうが安いんじゃないかねぇ～」と駐車場のおっちゃんに諭され「家は離島で合鍵はない」ことを説明する私。なんだこの状況。悲しみか苛立ちか、猛烈にこみ上げるモヤモヤが治まらない自分に嫌気がさしつつ、人間というのは気分によってこうも目に映る景色が変わるのかと思うぐらい私の見る福山駅商店街は最上級にどんよりしていた...頭の中で一万円札に羽が生えて飛んでいく...さよ～なら～
鍵屋さん到着まではしばらくかかるらしく、とりあえず夕飯を済ませ息子を寝かしつけることが最優先！スーパーどんより顔を取り繕いつつ(全く隠しきれていない)ゲストハウスのスタッフの佐久間さんにお会いすることになった(T_T)佐久間さん、きっとテンション低い人だなと思ったことでしょう。ごめんなさいね(;_:)
ちなみにここがゲストハウスのラウンジ。ここでゆっくりお酒飲む計画がぁ～～( ;∀;)泣。
コワーキングスペースもあり、広々空間。
ゆったり過ごすのに最適なこの空間で、一日読書したい。そこで走り回る2歳児...
そんなことより夕飯！お店をあちこち選ぶ心と時間の余裕もなく、とりあえず宿の目の前の洋食屋さんに入る。
ここで大きなオムライスを喜んでぱくぱく食べる息子を見て、ようやく心が静まった私。過ぎたことは仕方ない！せっかくの旅行なんだ、ここからまた楽しもう！！
基本的にはそうやって日々生きているのに、この時ばかりは時間がかかったなぁ(;´Д｀)
自分でもびっくりよ。でももう引きずらないぞ！！
さぁ、お腹を満たしてようやく本日のお宿へ～♪
ずっと来てみたかった場所。わくわく～♡（受付と宿は別の建物なんですよ）
ドアを開けてまず思ったことは、ここはゲストハウスではない!?ということ。これはどっちかと言うとホテルだね、ハイクオリティーだね...アメニティも充実してるし、シャワールームも照明もガラス扉も何もかもオシャレだねぇ。一通りお部屋を見たところで鍵屋さん到着。お父さんいってらっしゃーい。就寝時間を過ぎても尚興奮している息子にシャワーを浴びせた直後に「お風呂に入りたい！」と言われ...ん？今シャワー浴びたよね？...「ちがう！大きいお風呂に入る！」。あぁつまり浴槽が必要なのね、オシャンティーすぎるシャワールームで、状況理解できてないのかと思ったわよ(笑)。
このベッドで満足するまで飛び跳ね転がり、そのまま寝るかと思いきやソファーベッドで就寝...笑。ふわふわダブルベッドはお父さんに譲るわ。
ハイテンションの息子を寝かしつけた後、お父さん生ビール持って帰宅♡子ども置いて出られないからね、お部屋でカンパーイ！
「結局鍵屋さんいくらだったん？」
「1万4千円」
もう驚くことなかれ...1万円予想が4千円オーバーしていようとも、1万4千円あったらどんな美味しい夕飯食べられたかしらなんて、考えてはいけないのだ。
ああ、生ビールが美味しい♡佐久間さんありがとうございます♡
せっかくだから夜の街に繰り出したいところだけど、我慢我慢。でもせっかくだからお父さんだけ行ってきなよ～と、出たもののコンビニの袋を持って早々に帰宅...あれ？笑。
どうやら入ってみたいと思ったお店がどこも22時閉店だったそうな...駅前なのに早いんだねぇ( ;∀;)ゆっくり寝なさいってことだね。早朝に起きる人が一人いらっしゃるし。
夫婦でプチ飲み会を楽しんで、おやすみなさ～い☆彡
翌朝、ニッコニコで起きた息子。
写真はソファーベッド。ダブルサイズでめっちゃ快適でした！息子が落ちる心配がない上にクッションいっぱいで更に安全！(※子連れ客目線ですんません）
こちらは窓から見える新幹線や隣の家の猫に大はしゃぎ♡
さあ、今日こそ美味しいコーヒー飲みに喫茶ルナに行くのだ！
しかし、この朝の駅前散策で息子がド田舎者に育っていることを思い知らされる私たち。彼の行動の危なっかしさったら！！ほら、お父さんに諭されているでしょう？
信号はもちろんのこと、車道、歩道の区別もない百島では、車が来たら隅にぴたっと寄って止まる。だいたい全員お知り合いなのでその場で挨拶を交わしたりおしゃべりに花が咲いたりする...そんな毎日。世の中の交通ルールより、鶏社会のルールの方がよっぽど詳しい2歳児が、ちょっと街に出るとこうなる。
①福山駅周辺の出勤＆通勤ラッシュでも道を興味の向くままジグザグ歩く→本気で自転車にひかれそうになる
②道に落ちているゴミは迷わず拾い、「これどこに捨てる？」と聞く→日頃の浜辺のごみ拾いの成果がこんなところで発揮か！？
③きれいなお姉さんが通ったらじーっと目で追い続ける(長い...)→百島にはいない
④すれ違うおじさんやおばあちゃんには自ら近づき笑顔でハイタッチ！！→百島にいっぱいいる♡
⑤車ですれ違うおじさんにまで大きな声で挨拶をして手を振りまくる→完全に百島のノリ♪
面白すぎて私的にはこの姿こそが今回の旅のハイライトでしたけど♡笑。でもそんな息子に優しい福山の人々。みなさんに感謝です。そしてまさにこれが社会科見学というのでしょう。
ようやく着いた喫茶ルナ(実際はめちゃ近い)では、卵サンドやワッフルと美味しいコーヒーで幸せモーニングタイム♪ここのコーヒーは本当に美味しくて量もたっぷりでオススメです！
一週間後にバラ祭りを控えた福山駅周辺はバラが満開！お散歩しながら戻りましょ～♪
道に落ちている花びらが美しすぎて、お土産に拾い集める息子と、息子以上に楽しんで拾う私。一枚ずつ違う絶妙な色のグラデーションがたまらん♡(*´▽｀*)
少しでも落ちていたらすかさず拾う息子。袋は綺麗な花びらいっぱい！
一方お父さんは、空き店舗の工事をしている場面を見つけると、毎回立ち止まって壁がどうだこうだ、材料や施工方法などチェック...DIYレベル上昇中のお父さん、さすが気になるポイント違うね(´･ω･｀)
ぼくはくるくる回るコレが気になったよね
そんなこんなで、朝の駅前商店街を隅々まで堪能してゲストハウスに戻り、軽く佐久間さんを待ち伏せしてみたがお会いできず、AREA INNを後にした私たち。
そしてこの先忘れることのないであろうウエストパーク駐車場(1万4千円→くどい)で車に乗り込み、「シカさん見たい！」息子を連れて鞆の浦方面へ～。
あれー？これって昨日といっしょの展開？？？
こんな近くにあったんかいっ！！！！！！！
(ここは鹿も孔雀もいるファミリーパーク。リピート確実！近い！）
今回宿泊させて頂いたAREA INN FUSHIMICHOは、福山駅から徒歩3分の旧繊維問屋街の古いビルをリノベーションしたもの。１～２階はバル、３～５階が宿になっていて、今回は4階のお部屋にお泊り☆彡3階はドミトリータイプなので、一人旅の方にもオススメです。駅近のこの立地で、お部屋も大満足で、さらに街歩きが楽しすぎるエリア。夜に出歩けるなら、ここもあそこも行ってみたかった！食べてみたかった！そんなお店だらけ。
またゆっくり(今度は遠出しないで、車の合鍵作って...笑）来たいなぁと思える、何度来ても新しい発見がありそうな、そんな場所でした♡
福山からのディープな旅を提案するdeep line tripもオススメですよ～♪
