美しさって いったい・・・
- nippichun
- 2016年2月20日
- 読了時間: 2分
先日、T子さんの柑橘畑で収穫のお手伝いをした時のこと。
T子さんは脚を痛めてから、思うようにみかんの世話ができなくなり、
草刈りや収穫など、依頼を受けて私たちがお手伝いをさせて頂いています。
そして、先日はデコポン、いよかん、文旦の収穫をいっしょに行いました。
肥料を十分に与えなくても、消毒をこまめにしなくても、十分立派な実をつけている木々。
でも、T子さんは言います。
「恥ずかしい。こんなにひどいみかんを作ったのは初めてだわ。人にあげられるようなものが
ひとつもない。どうしよう。」
「食べるのは中身だから問題ないですよ。上等じゃないですか!」なんて言葉は聴こえていないかのように、文旦の木を眺めて、何度も「あぁ恥ずかしい」と繰り返していました。
消毒を何度もして、傷や汚れのない"見た目の美しいもの”を作り、出荷する。
少しでも傷があったり、大きさが規定に満たないものは弾かれて、商品にならない。
それが当たり前だったT子さん世代の人にとって、見た目が汚い作物は"恥ずかしいもの”。
この時から、T子さんの「恥ずかしい」の一言と あの何とも言えない表情が、
私の頭の中をぐ~るぐる(._.)
あんなにがっかりした表情を見たら、なんだかなぁ~とモヤモヤするのです(´Д`)
見た目の美しさはそんなに大事?
でも、そういうものだ!ってインプットされて、立派な作物を育ててきた農家の人たち。
農薬を使ってでも大きく美しく…。
農家の人たちをそうさせてきたものは?
そんな基準をつくったのは?
そしてそれを求めているのは?
何を求め、何を選ぶのか。
色々考えさせられますね。

汚くたっていいじゃない。大事なのは中身だぁ(*'▽')