百島っこ育て① ～出産までの日々～

私事ですが、2月に第一子を出産し、只今子育て奮闘中です(*´▽｀*)毎日楽し～い♥

「え？里帰り出産しないの？」「百島で産むの？」「百島って産婦人科あるの？」...などなど、離島に暮らす私たち家族の、出産&育児のお話。

農園とは関係ないですが、つらつらと書いてみたいなぁ～と思います。

シリーズ1回目は、出産までの日々。（シリーズどんだけ書くつもり！？笑）

去年の春、島での手作り結婚式を終えてほっとした頃、妊娠していることが分かり、大喜びした私たち。島の皆さんにご報告したいけれど、この先何があるか分からないし安定期までは言わない方がいいね...と、密かに妊婦生活をスタート。

なんたって百島のみなさまは、噂話が大好物(´艸｀*)笑。あの人の耳に入ったら明日には島中に知れ渡ってしまう...という歩くスピーカー!?のような人も...。

そんなわけで、もうそろそろ言ってもいいかな？という時期になったら、私たちから言わなくても相手は知ってた！ということが多々あり、もう島中ほぼ知れ渡ったな...となりました(笑)。

私がお世話になったのは尾道にある産婦人科（ちなみに産婦人科までの道のりは、百島から尾道まで船で約50分＋徒歩20分。1回の検診につき船賃往復1540円×14回ぐらい!?...検診費用より断然交通費高かったなぁ...泣）。

ここは昔からある病院らしく、「私もそこで産んだんよ～！」「島じゃけ色々不安だろうけど、私たちもみんなそうして産んだんじゃけ、心配せんで大丈夫よ！」と、おばさま方に励まされ、単純な私は「そうだ！なんとかなる！」と、あまり不安も何もなく、妊婦生活を満喫しておりました♪

運動のために～と、毎日片道30分ぐらい歩いて通勤していた私を見て、通りがかる車が止まる止まる！すごい確率で止まるんです。たまに通り過ぎたのにわざわざバックしてきたり...とか、ほんとに(笑)。「あいちゃん乗ってく？」「お腹大丈夫？」「しんどくない？」...「運動のためだから大丈夫です。ありがとうございます！」って、一日に何回このやりとりしてたか(笑)。百島の皆さんが優しすぎて、だんだん歩いて通勤するのが申し訳なくなってくるぐらいでした(;´Д｀)断り続けているうちに、「運動のために歩いてるんだな」という認識がおそらく定着し、笑顔でゆっくり通りすぎていく方も増えていき...(笑)。それでもたまにしんどい時には何度か助けて頂き、日々この島の方々の温かさを感じながら、感謝感謝の妊婦生活。職場でも、島のどこにいても、皆さんが赤ちゃんを楽しみに待ち望んでくれていることをひしひしと感じ、生まれてくる前から「島の宝じゃけ～」と言ってもらえる我が子は、どんなに幸せだろう。私たちはなんて恵まれているんだろう。そんなことを感じながら、百島での子育てがますます楽しみになっていくのでした。

つづく。